第 3617 号2018.05.20
「 幸せの赤い糸 」
ひろちゃん(ペンネーム)
長崎のグラバー園の一角に、「幸せの赤い糸」が結ばれている一本の樹があった。
どれも決して落ちることのないよう、太そうな枝を選んで結んである。
どれも絶対にほどけないよう、両端をぐるぐる巻きにしてしっかり結ばれていた。
二人の熱い思いがびんびんと伝わってくる。
二人の強い決意がひしひしと伝わってくる。
若いっていいなあ・・・。
いつまでもお幸せにね!!!。
赤い糸の幸せ祈願にしばしみとれてしまった。
結婚から四十年の歳月が流れ、赤い糸はすっかり色あせてしまった。
経年劣化がかなり進んでいる。
「我々の糸は今にも切れそうだね」と問いかけると
「もうとっくに切れてるわよ!」と妻はどんどん先へ行ってしまった。